LEDビジョンの「解像度」は、広告の見やすさやインパクト、訴求効果やブランドイメージを大きく左右します。
本記事では、解像度の重要性から解像度とは何か、解像度の計算方法、用途別に適した解像度までを網羅し、導入前に押さえておきたい基礎知識をわかりやすく解説します。
LEDビジョンの解像度は、縦×横のピクセル数によって決まり、視認性や情報の伝達効率に大きく影響します。またピクセル数は、ピクセルピッチ(LED素子間の距離)とモジュールサイズの組み合わせによって決まります。ピクセル数が多いほど表示できる情報量が増え、豊かな表現が可能になる仕組みです。
たとえば、一般的な屋内用のP2.5モデルはピッチ2.5mmで設計されており、1㎡あたり約160,000個のLEDを搭載(※)しています。推奨視認距離は約2.9m(ピクセルピッチ×1.16)です。
この距離であれば、近距離でもドット感を抑えつつ、文字や映像を鮮明に表示することが可能。
結果、通行者や来場者への訴求力が高まり、広告効果やブランド認知の向上にもつながります。
LEDビジョンに表示できるピクセル(ドット)の総数を指す指標で、横×縦のピクセル数で表現されます。
数値が大きいほど表示の密度が高く、文字や映像を細部まで鮮明に表示することが可能。同じサイズのディスプレイでも、ピクセル数が多いほど表示の滑らかさや視認性が向上し、広告や案内表示の効果を引き出すことができるでしょう。
逆にピクセル数が少ないと輪郭が粗く見え、小さな文字や細かな映像は読み取りづらくなります。導入時には、視聴される距離(視認距離)や表示内容に応じて適切な解像度を選定することが重要です。
隣り合うLED素子(画素)の中心から中心までの距離を示す数値で、mm単位で表されます。
ピッチが小さいほど、同じ表示サイズ内により多くのピクセルを配置できるため、結果として解像度が高くなります。
つまり、ピクセルピッチは解像度を構成する物理的な要因のひとつです。設置場所や視認距離に応じて適切なピッチを選ぶことで、表示品質の最適化が期待できるでしょう。
たとえば1.5mmピッチであれば、近距離でも細部まで鮮明に表示できます。
一方、8mm以上のピッチでは画素が粗く見える場合がありますが、遠距離から見た場合には粗さが目立ちにくいため、長距離からの視認が前提となる屋外環境では問題ありません。
このように、設置環境や視認距離を踏まえ、最適なピッチを選ぶことが重要です。
画面サイズとピクセルピッチから、LEDビジョンのピクセル数(解像度)を算出できます。これは「表示の細かさ」を判断する基準となります。
ピクセル数は、以下の手順で算出できます。
視認距離とは、LEDビジョンを鮮明に視認できる距離を指し、ピクセルピッチ(LED素子の間隔)によって最適距離が異なります。画質を最大限に活かすには、適切な視認距離の確保が不可欠です。
一般的な目安は、以下の計算式で求めることが可能です。
推奨視認距離(m)=ピクセルピッチ(mm) × 1.16
| ピクセルピッチ | 推奨視認距離 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 1mm | 約1m | 高級ショールーム、精細な映像表示 |
| 1.5mm | 約1.7m | 会議室、近距離視認が必要な場所 |
| 2mm | 約2.3m | ショールーム、イベントブース |
| 2.5mm | 約2.9m | 室内イベント、商業施設 |
| 3mm | 約3.4m | 室内広告、展示会 |
| 4mm | 約4.6m | 中型イベント、公共スペース |
| 5mm | 約5.8m | 大型イベント、屋外広告 |
| 6mm | 約6.9m | スポーツイベント、スタジアム |
| 8mm | 約9.2m | 大型屋外広告、ビルボード |
| 10mm | 約11.6m | 巨大屋外スクリーン、遠距離視認が必要な場所 |
ピクセルピッチが小さいほど、ディスプレイは高解像度ですが、ディスプレイが適切に見られる距離も用途に応じて考慮しないと、画質を活かせません。用途別に応じたピクセルピッチの目安は、以下の通りです。
近距離での細かな文字や映像表示が求められるため、1.5~3mm程度の高解像度仕様を選定しましょう。
中型イベントや中距離からの視認を想定し、大画面でインパクトを出しつつ、視認性も確保したい場合に適しています。
遠距離からの視認を前提とした屋外広告では、解像度よりも視認距離とのバランスが重視されます。
スタジアムや高速道路沿いなど、さらに遠距離からの視認が必要なケースでは、10mmを超えるピッチが使われる場合もあります。
LEDビジョン選定においては、用途や設置環境、視認距離に応じて、解像度とピクセルピッチのバランスを見極めることが重要です。適切な仕様を選ぶことで、表示の視認性や訴求効果を最大限に引き出し、広告価値や施設の印象を向上させることができます。
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