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検収・受入テスト項目(ドット欠け/色ムラ/輝度)

大型LEDビジョンは、「設置が終わった=導入完了」ではありません。

実務でトラブルになりやすいのは、点灯後・運用開始後に発覚する表示品質の問題です。

  • ドット欠けが目立つ
  • 色ムラが気になり始める
  • 思っていたより暗い/逆に眩しすぎる

こうした不具合は、検収(受入テスト)の段階で確認していないことで、「仕様です」「保証対象外です」と処理されてしまうケースも少なくありません。

このページでは、導入時に最低限確認しておくべき検収・受入テスト項目を、実務者目線で整理します。

なぜ大型LEDビジョンの検収は
重要なのか

大型LEDビジョンの検収が重要な理由は、不具合の多くが「設置直後」ではなく「使い始めてから」表面化するためです。

検収を曖昧にすると、次のような失敗が起こりやすくなります。

  • ドット欠けや色ムラが後から目立ち、再施工や部材交換が必要になる(追加費用が出やすい)
  • 「仕様範囲内」とされ、無償対応されない
  • イベントや撮影時にフリッカーが発覚し、現場が止まる

特にLEDビジョンは見た目の評価が主観になりやすい設備です。だからこそ検収時に、「どこまで確認し、どこをOKとするか」を意識的に整理しておく必要があります。

検収の基本スタンス|
誰が・いつ・どこまで見るか

検収のタイミング

検収は、以下の2段階で行うのが理想です。

  • 仮点灯時(設置直後):明らかな初期不良の洗い出し
  • 本設置完了後(運用開始前):実運用を想定した最終確認

立ち会うべき担当者

  • 発注側(可能であれば運用担当も含む)
  • 施工会社/メーカー担当者

「後で確認します」はトラブルの元になりやすいため、その場で見て、記録を残すことが重要です。

写真・動画で記録を残す

  • 写真(全白・全黒表示)
  • 動画(スクロール映像、カメラ撮影)

これらは後日の保証判断・是正対応の根拠になります。

表示品質の検収項目①|
ドット欠け・輝点・黒点

検収で最も揉めやすいのが、ドット欠け(点灯不良)に関する項目です。

確認すべきポイント

  • 点灯しないドット(黒点)がないか
  • 異常に明るいドット(輝点)がないか
  • 特定エリアに集中していないか

チェック方法

  • 全白表示・全黒表示・単色表示で確認する
  • 正面だけでなく、斜めからも確認する
  • 想定視認距離で見て違和感がないか確認する

実務上の注意点

ドット欠けの許容数は、メーカーや製品仕様によって異なります。事前にRFPや仕様書で基準を決めていない場合、「仕様の範囲内」とされ、交換対象にならないケースもあります。

表示品質の検収項目②|
色ムラ・色ズレ

設置直後は気にならなくても、運用開始後に目につきやすくなるのが色ムラです。

確認すべきポイント

  • パネルごとに色味が違って見えないか
  • 白表示でムラや段差が出ていないか
  • グラデーション表示で違和感がないか

チェックのコツ

  • 昼と夜、両方の環境で確認する
  • 自動輝度調整のON/OFFを切り替えて見る
  • 設置直後だけでなく、少し時間を置いて再確認する

色ムラは初期調整で改善できるケースも多いため、検収時に必ず指摘しておくことが重要です。

表示品質の検収項目③|
輝度・明るさ

「思っていたより暗い」「夜になると眩しすぎる」といったギャップも、検収でよく出るポイントです。

確認すべきポイント

  • 想定していた明るさが出ているか
  • 周囲環境(屋内照明・屋外日照)とのバランス
  • 輝度調整が適切に行えるか

実務者目線の注意点

カタログに記載されている輝度値は、実際の運用環境そのままを保証するものではありません

  • 最大輝度だけでなく、調整幅(下限〜上限)を見る
  • 省電力設定時の見え方も確認する
  • 時間帯による見え方の差を想定する

映像表示の検収項目|
フリッカー・ちらつき

表示が点灯していても、映像として使えない状態になる原因がフリッカー(ちらつき)です。イベント・撮影用途がある場合は、後から問題になりやすい項目なので注意してください。

  • イベント・ライブ演出
  • 動画撮影・配信
  • テレビカメラ・スマートフォン撮影

確認すべきポイント

  • 肉眼では問題なく見えるか
  • カメラ撮影時に横縞・ちらつきが出ないか

実務でのチェック方法

  • スマートフォンで動画撮影して確認する
  • スクロール映像・動きのある映像を流す
  • 可能であれば複数機種のカメラで試す

フリッカーは、リフレッシュレートや制御方式に起因することが多く、運用開始後に「設定変更だけで直らない」ケースもあります。撮影・配信用途がある場合は、検収段階で必ず確認しておきましょう。

施工・設置状態の検収項目|
最低限の確認

表示品質に問題がなくても、施工状態が悪いと後からトラブルに発展しやすくなります。ここでは検収時の最低限の確認に留めます(詳細は現地調査ページで解説)。

  • パネルのズレ・歪みがないか
  • 継ぎ目(目地)が目立っていないか
  • 固定が甘く、振動やガタつきが出ていないか
  • 配線や盤内が雑になっていないか

見た目の違和感は、運用開始後に気になりやすく、是正コストも高くなりがちです。

初期不良と保証判断|
線引きを先に決める

検収時に整理しておきたいのが、「どこまでが初期不良として扱われるのか」という線引きです。

初期不良として扱われやすい例

  • 設置直後から点灯しないドットがある
  • 明らかな色ムラ・表示不良が発生している
  • 制御機器の不具合で正常表示ができない

判断が分かれやすい例

  • 経年劣化による輝度低下
  • 高温・湿気など環境要因による不具合
  • 運用方法(長時間連続表示など)による影響

この線引きは、検収時の記録があるかどうかで判断が大きく変わります。写真・動画・チェック表を残し、「受入時点では問題がなかった」ことを示せる状態にしておきましょう。

検収をスムーズに進める
実務ポイント

検収は「全部完璧に直してからOK」にしようとすると、スケジュールが止まりやすくなります。実務では、次のように整理するとスムーズです。

  • その場で是正できるもの
  • 後日対応になるもの(期限・方法を明確化)
  • 仕様として受け入れるもの

特に注意したいのが、「一旦OK」は後から覆しにくいという点です。気になる点は小さくても、必ず検収時に指摘・記録しておきましょう。

まとめ|検収は「点灯確認」ではなく
「運用確認」

大型LEDビジョンの検収は、単に「ちゃんと点いているか」を見る工程ではありません。

  • ドット欠け・色ムラ・輝度といった表示品質
  • 映像用途で問題が出ないか(フリッカー等)
  • 施工状態や初期不良の有無
  • 保証判断に耐えうる記録が残っているか

「運用できる状態で受け取る」ことを意識するだけで、導入後のトラブルは大きく減らせます。

設置場所・目的別
「大型LEDビジョン」メーカー
おすすめ3選

各メーカーの製品ラインナップや対応力、導入事例を調査。設置場所・目的別におすすめのメーカー3選をご紹介。

屋上・ビルボード広告
施工・保守から
収益化モデルまで提案
セイビ堂
セイビ堂屋上・ビルボード広告
引用元:セイビ堂公式サイト
https://seibidou.jp/sledvision/cases/post-1752286115/
セイビ堂屋上・ビルボード広告
引用元:セイビ堂公式サイト
https://seibidou.jp/sledvision/cases/post-1751952478/
セイビ堂屋上・ビルボード広告
引用元:セイビ堂公式サイト
https://seibidou.jp/sledvision/cases/post-1751964208/
主な施設

大型ビル・商業施設

強み
  • パネル重量6kg/㎡~と場所を選ばない軽量設計で、施工・保守点検まで一貫して対応。曲面パネルなど建物の形状に合わせたPRが可能。
  • 独自の広告配信システム・運用プラットフォームを提供。投資対効果を可視化した提案を行える。
イベント演出
会場の規模や意図に
合わせた空間設計
LED TOKYO
TOKYO LEDビジョンイベント演出
引用元:LED TOKYO公式サイト
https://led.led-tokyo.co.jp/products/
TOKYO LEDビジョンイベント演出
引用元:LED TOKYO公式サイト
https://led.led-tokyo.co.jp/works/algsyear4championship/
TOKYO LEDビジョンイベント演出
引用元:LED TOKYO公式サイト
https://led.led-tokyo.co.jp/works/algsyear4championship/
主な施設

ライブ会場・スタジアム

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  • フロア用LED・シースルー・湾曲対応パネルなど、会場規模や演出意図に応じた組み合わせが可能。設営〜演出オペレーションまでサポートする。
  • 最短1日からの短期レンタルに対応し、リーズナブルな導入を支援。最短2週間で設置が可能とスピード感も魅力
施設内の案内・告知
重要な情報をお任せで
配信・更新
RICOH
RICOH_LEDビジョン施設内の案内・告知
引用元:RICOH公式サイト
https://www.ricoh.co.jp/case/2309-machi-kuru
RICOH_LEDビジョン施設内の案内・告知
引用元:RICOH公式サイト
https://www.ricoh.co.jp/case/1909-tohtech
RICOH_LEDビジョン施設内の案内・告知
引用元:RICOH公式サイト
https://www.ricoh.co.jp/products/line-up/digital-signage/case/2302-shinagawa
主な施設

公共施設・学校

強み
  • 「自社での運用が難しい」自治体や教育機関向けに、クラウドCMS+運用代行プランあり。リソースや担当者のITスキルに依存しない設計。
  • 設置に伴う建築基準法・屋外広告物条例の申請支援など、自治体の許可取得の支援もワンストップで対応