屋外LEDビジョンの熱対策・紫外線対策

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屋外LEDビジョンは、長寿命で高い視認性を備えた表示装置として、さまざまな場所で活用されています。一方で、屋外という環境ならではの影響を受けやすく、設置条件によっては想定よりも早く劣化が進んでしまうケースも少なくありません。

その大きな要因となるのが、「熱」と「紫外線」です。この記事では、屋外LEDビジョンの熱対策・紫外線対策について解説します。

屋外LEDビジョンは熱や紫外線に弱い?

屋外LEDビジョンは、屋外利用を前提に設計されており、一定の耐久性や耐候性を備えています。ただし、「屋外用=影響を受けない」というわけではありません。直射日光や高温環境、長時間の紫外線照射といった条件が重なることで、少しずつ負荷が蓄積していきます。

高温状態が続くとトラブルや故障リスクにつながりやすく、また紫外線も部材や表示品質を劣化させていく要因となります。

熱によって起こる屋外LEDビジョンのトラブル

屋外LEDビジョンは、直射日光を受けやすい環境に設置されるため、夏場を中心に本体表面や内部温度が非常に高くなることがあります。特に気温が高い日に長時間稼働させていると、内部に熱がこもりやすくなり、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。

代表的な影響のひとつが、表示の不安定さや輝度の低下です。内部温度が上昇すると、LED素子や電源部に負荷がかかり、一時的に明るさが落ちたり、表示が乱れたりすることがあります。さらに高温状態が続くと、電子部品の劣化が早まり、故障リスクが高まる要因にもなります。

また、ディスプレイ表面が高温になることで、触れると火傷の危険が生じる点にも注意が必要です。人の手が届く位置に設置されている場合、安全面の配慮としても熱対策は欠かせません。

紫外線によって起こる屋外LEDビジョンのトラブル

紫外線は、熱のようにすぐに異常として現れるものではありませんが、屋外LEDビジョンにとっては見過ごせない劣化要因のひとつです。直射日光に含まれる紫外線を長期間浴び続けることで、少しずつ表示品質や部材の状態に変化が生じていきます。

LED素子そのものが紫外線によって破損することは多くありませんが、LEDを覆う樹脂や蛍光体、レンズ部分などは紫外線の影響を受けやすく、黄変や劣化が進行します。その結果、画面全体が暗く見えたり、色がくすんだりといった症状が現れることがあります。特にフルカラーLEDでは、色バランスの乱れや色ムラとして気づかれるケースも少なくありません。

さらに、モジュール表面のカバー材や接着部、防水に関わる部材が紫外線によって硬化・ひび割れを起こすと、防水性能の低下につながるおそれもあります。

屋外LEDビジョンの熱対策

屋外LEDビジョンの熱対策は、故障やトラブルを防ぐだけでなく、表示品質を安定して保つためにも重要なポイントです。特に屋外では、気温の高さに加えて直射日光の影響を受けやすく、想定以上に内部温度が上昇することがあります。そのため、製品選びから設置方法、運用面まで、複数の視点で対策を考えることが大切です。

屋外環境に適した製品を選ぶ

熱対策の第一歩は、屋外使用を前提としたLEDビジョンを選ぶことです。屋外用として設計された製品は、耐熱性に配慮された構造となっており、内部にこもった熱を外へ逃がしやすい設計が施されています。

また、屋外用LEDビジョンは高輝度であることが多く、強い日差しの下でも視認性を確保できる点も特長です。屋内用の製品を屋外で使用すると、熱がこもりやすく、劣化や故障を早める原因となるため、使用環境に合った製品選定が欠かせません。

放熱を意識した設置・施工を行う

製品自体の性能に加えて、設置方法も熱対策に大きく影響します。特に壁面設置の場合は、ビジョン背面と壁との間に十分なスペースを確保することで、自然な通風が生まれ、放熱効率が高まります。

通気口がふさがれていないか、熱が滞留しやすい構造になっていないかといった点も、施工時に確認しておきたいポイントです。設置場所によっては、日除けの設置や直射日光を避ける角度調整など、環境に合わせた工夫を取り入れることで、温度上昇を抑える効果が期待できます。

通風・冷却機能を適切に維持する

屋外LEDビジョンの多くは、内部の熱を逃がすための通風設計や冷却機構を備えています。これらが正常に機能していなければ、熱は内部にこもりやすくなってしまいます。

屋外では、ほこりやゴミ、枯れ葉などが通気口を塞いでしまうこともあるため、定期的な点検と清掃が重要です。冷却ファンを搭載している場合は、異音や停止がないかを確認し、異常があれば早めに対応することで、トラブルの予防につながります。

屋外LEDビジョンの紫外線対策

紫外線は、屋外LEDビジョンに対してすぐに不具合を起こすものではありませんが、長期間にわたって少しずつ劣化を進行させる要因となります。そのため、目に見えるトラブルが起きてから対応するのではなく、設置前の段階から対策を意識しておくことが重要です。

紫外線に強い仕様・素材を選ぶ

紫外線対策において最も重要なのが、製品自体の耐久性です。屋外用LEDビジョンの中には、紫外線による劣化を抑えるため、UV耐性の高い樹脂やシリコン材を使用したモデルがあります。こうした仕様の有無は、数年後の表示品質に大きな差として表れてきます。

特に、LED素子を覆うレンズや保護カバー、モジュール表面の素材は紫外線の影響を受けやすいため、屋外設置を想定した耐候性が確保されているかを確認しておくことが大切です。

直射日光を避ける設置環境を検討する

紫外線の影響を抑えるためには、設置環境の工夫も欠かせません。直射日光が長時間当たり続ける場所では、紫外線による劣化が進みやすくなります。そのため、可能であれば設置角度を調整したり、庇や日除けを設けたりすることで、紫外線の影響を和らげることができます。

また、紫外線は高温環境と組み合わさることで、部材の劣化をさらに加速させる傾向があります。熱対策とあわせて設置条件を見直すことで、より効果的な紫外線対策につながります。

定期的な点検・メンテナンスで劣化を早期に把握する

紫外線による劣化は、ゆっくりと進行するため、気づいたときにはある程度症状が進んでいるケースも少なくありません。だからこそ、定期的な点検やメンテナンスによって、変化を早めに把握することが重要です。

画面の色あせやくすみ、部材の変色やひび割れなど、わずかな変化でも早期に確認できれば、適切な対応を取りやすくなります。計画的なメンテナンスは、表示品質の維持だけでなく、結果的に修理や交換にかかるコストの抑制にもつながります。

まとめ

屋外LEDビジョンは、高い視認性と耐久性を備えた表示装置ですが、設置環境によっては「熱」と「紫外線」の影響を受けやすくなります。熱による影響は比較的短期間で不具合や故障リスクとして現れやすく、紫外線は時間をかけて表示品質や部材の劣化を引き起こす点が特徴です。

屋外LEDビジョンを安心して使い続けるためには、導入時から熱対策・紫外線対策を意識し、設置環境や運用方法を含めて総合的に検討することが大切です。適切な対策を講じることで、表示品質を保ちながら、より長く効果的に活用することができるでしょう。

設置場所・目的別
「大型LEDビジョン」メーカー
おすすめ3選

各メーカーの製品ラインナップや対応力、導入事例を調査。設置場所・目的別におすすめのメーカー3選をご紹介。

屋上・ビルボード広告
施工・保守から
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セイビ堂
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https://seibidou.jp/sledvision/cases/post-1752286115/
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引用元:セイビ堂公式サイト
https://seibidou.jp/sledvision/cases/post-1751952478/
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引用元:セイビ堂公式サイト
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TOKYO LEDビジョンイベント演出
引用元:LED TOKYO公式サイト
https://led.led-tokyo.co.jp/products/
TOKYO LEDビジョンイベント演出
引用元:LED TOKYO公式サイト
https://led.led-tokyo.co.jp/works/algsyear4championship/
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引用元:LED TOKYO公式サイト
https://led.led-tokyo.co.jp/works/algsyear4championship/
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引用元:RICOH公式サイト
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引用元:RICOH公式サイト
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